下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

人類の英知

コロナが世界中に広がって、それをWHOがパンデミックだと決めたころ。
誰もが恐れおののいて、どうやって自分の命を守ろうか。
自分の知っている有名人があっという間に亡くなったりしていたあの頃。
あれから、今のような終焉の形を取るなんて嘘のようだ。
あの当時、あっという間に亡くなっていった人たちが哀れに思える。
自分も紙一枚の確率で、一歩間違えれば、すでにこの世からいなくなっていても不思議ではなかったのだ。

もう一つは、ロシアのウクライナ侵攻だ。
最初の頃は、すわ、第三次世界大戦になってもおかしくない。
早々にロシアは核兵器を使う可能性がある。
勝つためにはなんだってやるだろう。
最初は、人のいない海上を使って実験的に見せしめとして核爆弾を使うだろう。
でも、そう思っていたけど、今は長期戦の「陣取り合戦」の様相をていしてきた。
まだ核兵器を使わない保証はないけど、当初のような世界大戦からは遠のいてきている。
今回の広島G7で、より確かになったと思いたい、使えない兵器、使ってはならない兵器が核兵器だ。
G7参加国の首脳および、ぜレンスキー氏は原爆資料館を見てそう思っただろうけど。
肝心なプーチン氏にも見て理解してほしかった。
今後、ロシアとウクライナの間で、戦闘が縮小して終焉を迎えるために世界ができることはなんなのか。
果たして、ウクライナへの武器供与はベストなのか。
これ以上人の命を消費しない方法はないものか。

G7プラス中国、ロシア、NATOも一緒になって会議を重ねることでできないのか。
そんなスケールの大きな頭脳を世界は待っているのではないのか。