下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

昔のことからこれからのこと

そりゃ苦痛でしたよ。
ある組織の中で働くということは。
組織の利益になることが至上命題だったから。
だから、弱い個人をつらい目にあわせることもあった。
罪悪感も消えずに残っているし。
もちろん自分も、あるときは被害者だったし。
身に覚えのないことで、濡れ衣を着せられることもあった。
バカがつくほど正直なやつだ、と陰口を叩くようなものもいた。

いまはそんな生きづらい生き方から、開放されたのだ。
老いるということは、開放というご褒美が待っている。
若さと引き換えに。
私にとって、お一人さまが一番嬉しい生き方。
誰にも気を使わずに、誰からも気を使われない。

そう思ってきたけど、しばらくは二人様になりそうだ。
でも、まったく気を使わなくてもいい身内だけど。
子の体が良くなったら、またお一人さまになるのかな。
先のことはわかりません。