下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

今週のお題「卒業したいもの」

今週のお題「卒業したいもの」

卒業したいということは、いま何かをやっているのか、なにか継続した状態にあるということか。
じゃあ、いま生きているからそろそろ卒業したいとか。
いま何も継続した勉強もしていないので、これも当てはまらない。
ブログをときどき書いているから、そろそろ卒業したいとか。
でも、気が向いたときだけ書いているので、卒業とも呼べないし。
結局、該当するものがないけど。

最初の生きることからの卒業を考えてみると。
元気で若い頃は、寿命が来て死ぬことに恐れのようなものを抱いていたかもしれない。
この世から自分がいなくなることが考えられないとか。
近頃歳を取ると少し考えが変わってきたような気がする。

老いるということは、やっぱり辛いことなんだろうと。
体も動きづらくなり、やがて歩けなくなり、介護の厄介にならなければならない。
おむつを誰かに替えてもらったり、誰かにスプーンで食べさせてもらったりと。
そうゆう状況になったら多分申し訳ない、迷惑をかけてすまない。

そんな気持ちがつのるような気がする。
であるなら、あの世からのお迎えを期待するようになるかもしれない。
もしそれに、痛みとか苦痛を伴う病気でも併発したらなおさら。
だから、寿命や死というものは安らぎを与えてくれるもの。
絶対に恐怖なんかではない。

歳を取るということは、そんな気持ちに変わってゆくのかもしれない。
生きるというものから、卒業できるということは桜の花が舞い散るようなもの。
安らぎを伴って、そんな卒業をしたいものです。