下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

飽きない戯言三昧

以前はたまに注目を集めた言葉で、ベーシックインカムがありました。
全国民に最低額のお金を支給するという方法らしい。
この仕組みのいいところは、飢えて餓死するひとが助かる。
以前新聞で読んだけど、おにぎりを食べたかったと書き置きして餓死した人がいた。
財布の中に金が無くなり、自暴自棄になって電車に飛び込むとか。
経済的に行く末をはかなんで子供を連れた一家心中とか。
食料を盗んだり、食べることに困って起こる犯罪などは少なくなるのかも。

問題は、その財源をどうするかということでしょうか。
こんな仕組みを実行することは、今の日本の政治では不可能でしょう。
であるなら、まず最初は3,000円ぐらいから初めてみたらどうでしょう。
今の日本の国民の賃金が世界に比して安いため、またデフレ傾向になるよりかはいい。
中小企業だって、社員の賃金を上げる余裕はないからそれを政策で補えないのか。

ベーシックインカムは全国民だから、年金生活者にも恩恵がゆきわたります。
ところが、このベーシックインカムという仕組みの反対の仕組みがあります。
そして、その反対の仕組みは、すでに政策として実行され強化されつつあるのです。
それが、消費税です。

生まれたての赤ちゃんのミルクやおむつにも、寿命を終えた老人の棺桶にも一律に課税されています。
支給する仕組みのベーシックインカムは実行されませんが、徴収する仕組みは現実のものになっているのですから生きづらいはずです。
そこで、ベーシックインカムの財源ですが、この消費税を当てたらいいのではないでしょうか。

それこそ社会保障として、分配に当てたらいいと思うのです。
最初の支給は少なくても、少しずつ上げて誰もがごはんを食べれるに必要な金額にすればいい。
日本が未来の先進国を目指すのなら、誰も取り残さず、ザルの目から落ちること無く、国民の幸せを願うのであれば、政策として検討してもいいと思います。

いつもの老人の戯言と一蹴して笑っていただければ幸いです。