下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

続き

前回の続きのようなものですが。

洋食を食するには最低、3つの道具を使います。
でもテーブルマナーだと、左右にはもっと多くの道具が並んでいます。
なぜあんなに多くの道具が必要なんでしょうか。
多くの道具を使って食べるほうが、贅沢さを誇示誇張できるからなんですかね。
そして、できるだけ素手で食べることはしないと見えます。

ところがついに、パンが出てくると平気で手を使って食べだすのです。
今までの、様々なフォークやナイフやスプーンは何だったんでしょうか。
ステーキをフォークとナイフで食べるのなら、パンだってそうすればいいのに。
なぜか平気で、手でちぎったりして食べだします。

その理由は、彼らの使うあらゆる道具には、つまんだり、挟んだり、ちぎるという道具が存在しませんから。
もし、挟まなければならない料理が出てくると、フォークでぶっ刺します。
西洋料理にもトングという挟む道具はあります。
このトングを少し小さくして、またはピンセットを少し大きくしたものを、スプーンやナイフやフォークの次の4番目の道具としてテーブルに並べたらいいのに。
なぜか、出てきません。

仕方ないので、手を使ってパンをちぎって食べだします。
さて、ここで、フランス料理を食べるために箸を使うとどうなるのでしょうか。
大きな食材はシェフが食べやすいサイズに切ってあるとします。
すると、箸だけで食べられるのですが、どうしても食べられないものが残ります。
それがスープです。

どうしてスープを薄いプレートの皿についで出すのですか?
マグカップやお碗ならそのまま口をつけて飲めるのに。
なぜか、飲むのにもスプーンという道具をわざわざ使って口に運ぶしか無いのです。
これだけは、お箸ですくえないので食事を終えることはできません。

次は箸文化圏の料理をナイフとフォークとスプーンを使って食べたらどうなるのか。
汁物はスプーンを使って、残った具材はフォークを刺して食べられます。
魚もフォークとナイフで食べられるでしょう。
餃子やシュウマイもフォークをぶっ刺せば大丈夫です。
ほとんどナイフの出番は無いでしょうね。
ご飯は、フォークかスプーンで食べれます。
たくあん等漬物はフォークでぶっ刺して食べるでしょうか。
そして、寿司が出てきたらどうしますか、これもフォークで刺すか、乗せるかどっちかでしょう。

お箸ならそっとつまんで、口に運べますけど。
このそっとつまむという動作が西洋料理圏が苦手とするものです。
ということから、お箸という道具は人間の手の動きに近いと言えます。

くどくどと馬鹿らしいことを書いてきました。
われながら、つまらない投稿でバカバカしくなっています。

もっと気の利いたことをかけないものか、情けない。