下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

気になるニュース

この前ちょっとしたニュースに驚きました。
それは、あの中国のコロナ対策ですが、これまで執拗に続けてきたゼロコロナ対策が終わりました。
そして、まるで手のひらを返すように、これまでの対策を撤廃したのです。
具体的には、患者を強制的に隔離したり感染が集中した地域を封鎖したりする措置をやめました。
そのほか、濃厚接触者の特定も行わなくなりました。
その理由として、感染をゼロにすることが難しく、防疫の社会的コストと代償が大きくなったこと。
また他に、各地では22年11月ころ地域封鎖などへの不満が拡大、抗議活動が発生したこと。

なかでもデモの拡大、抗議活動のほうが大きかったのではないのかと想像します。
すぐに対策をやらなければ、ひょっとしたら第二の天安門事件になるかもしれない。
そのように共産党上層部が感じたのではないでしょうか。

そのときに使われた白い紙ですが、あの紙にはどんな意味があったのでしょうか。
中国を表すなら、赤い紙のはずが白い紙だった。
戦場においては、白い色は降伏を表す。
ということは、我々は中国共産党に楯突くという行為ではなく逆らう気持ちはありません。
でも、今のゼロコロナ対策は厳しすぎます。
だから降伏の意思を示しながらのデモストレーションです。
というための白い紙だったのでしょうか。
むかしと違って、今だと、インターネットもあるので、もしもこのようなデモが広がると伝播は早い。
そう危惧したとなれば、中国でも人民の意見が強く影響したのではないのか。
西側の言う権威主義国家が、民主主義国家に、言い換えれば人民主義国家に変わろうとしている。

あの中国共産党も力だけでは人民を抑えることはできなくなってきた。
そして、もし人民が自由を求めたら、党も変わらざるを得なくなってきている。
そんな気がするのです。
今はそうならないように、あらゆる手はずを駆使して、インターネットを操作しているけど。
そのうち人民が、報道の自由を求めだすと、どうするのだろうか。
そうならないように、操作するのでしょうけど。

中国人が日本に来て、自由の素晴らしさを知ってしまえば人民の意識も変わるでしょう。
時間をかけながら、隣国である大国は変化するかもしれない。
その間にどんなことが起こるのでしょうか。
平和的な変化であることを願います。