下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

園児送迎バス取り残し事故


通園バス園児取り残し事故がまた起こりました。
さまざまな意見がSNS等で駆け巡っっています。
暑くて服を脱いでいたとか、水筒が空っぽだったとか聞くと、むごいと言うか、かわいそうでならないです。
送迎人数だって、たくさんいたのかと思ったら、たったの6名でした。
6名ぐらいなら把握できそうだと思うのですが。
通園バスの写真があったので、それを見て疑問に思いました。
どうして、乗っている園児が外から見えないように、窓まで覆って絵が描いてあるの?
園児はバスに乗って外の風景を見るのが好きなはずなのに。
もし、バスの中が普通にガラス越しに見えるようなら、亡くなった園児の動きに誰かが気づいたかも知れないのに。

この事故を見て、福島の原発事故のことを思い出しました。
全外部電源の喪失。
まさか、そんなことが起こるわけがないです。
何重にも安全装置がしてあるのですから。
でも、起こったのです。
デブリの量が880トンの史上最悪の原発事故です。
10年余りかけて、爆発した4号機中一箇所のデブリらしき写真が撮れました。
写真とるのに10年かかるのです。

たった6人しか送迎していないのに、園児を取り残すことなんて起こるわけがないじゃないですか。
でも起きたんです。
運転手が代わったからとか言い訳をしても、亡くなってしまったんです。
忙しくても、園児が少なくても名簿をつけてチェックすれば防げたはずです。
こんな簡単なことが、難しい。
特に職場の上司になればなるほど、細かい決まりを守らなくなり、それを注意する人はいません。
どうすればいいのか、だれもが再考する必要があると思います。