下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

居場所

昨日は天然クーラーの恩恵を受けました。
高原の観光地。
コロナ禍、どこふく風と賑わっていました。
大きな乗用車、外車がひっきりなしに走り回っていました。
ツーリングのバイクもカラフルな車体を並べていました。
私のような原付きバイクではなく、排気量の大きなバイク。
日本って、裕福な国になったんだなあと思いました。

日頃、独居老人であまり人の多いところに出かけていないので。
新鮮でした。
でも、こんな観光地に遊びに来れる人たちって。
きっと裕福な人たちかな。
生活で困っている人たちは、観光地に遊びに来れないはず。
多分、週末は働いているか、自宅隠居でしょう。

観光地にある公共施設って、誰もいない。
商業施設は賑わっっているのに。
閑散としている。
施設自体は、立派なのに。
フリーWifiも整っているのに。

訪ねた施設は立派な入り口が三箇所あった。
でも一つは閉鎖され、もう一つは出口専用で入れない。
使える出入り口には、但し書きが。
マスクをしていない人は、入場をお断りすることがありますと。

立派な天井の高い豪華な施設なのに人がいない。
展示物も、モニター画面も、美しい映像が、見る人もいないのに流れている。
植物、動物、地質、四季折々の映像写真。
立って鑑賞するようになっているが、腰を下ろせるところもある。
でも、全部がスツールや背もたれのないベンチ。
上体を預けることはできない。
長居をするなと言わんばかりだ。

使われない公共施設をみて、ここだ。
ここが自分の居場所だ。
今度来るときは、弁当を持って来よう。
風のある涼しい庭のベンチで休憩すればいい。
アウトドア用の肘掛け椅子をバイクにくくりつけて持ってこよう。