下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

国民の意図しない選挙結果

それが、今回の選挙結果を見た感じだった。

うちの婆さんは期日前選挙に行って投票した。

今回の自民党の候補者は、爺さんが生きている頃に、候補者のお父さんに世話になったから。

だから頑張って投票したと言っていた。

僕も選挙当日に行ってこようと準備していたのだが、マスコミでは自民党が大きく票を伸ばすと予想していた。

そして、そこにあの中国の領空侵犯が起こった。

それを見て、もう投票に行く意味はなくなったと感じて棄権してしまった。

そして結果はそのとおりになってしまったわけだ。

最初は、この選挙結果が自分の希望する方向にいかなかったことを嘆いた。

しかし、どうしてあのタイミングで領空侵犯をしたのかよく考えてみた。

すると今回の中国の侵犯は、尖閣諸島の国有化をした野田政権に対するお仕置きを中国が行ったと考えることもできる。

もしこれからも野田政権が存続したら、中国と日本の関係は悪化し続けることになる。

ここで政権を変えることで、幾らかは関係の修復の可能性が出てくるかもしれない。

もちろん全体的に考えると、これまでの野田政権より安倍新政権のほうが中国にとっては厄介だと思うけど。

しかし、とりあえずは政権を変えたほうが修復の可能性は高いし、中国の国民をなだめるためにもわかりやすい、そう考えて領空侵犯を実行した。

となると、決して今回の政権交代は悪いことではないのかもしれない。

国民の予想をはるかに超えた自民党の得票だったけど、結果オーライなのかもしれない。

民主党にとっては信じられない結果が出たけど、それほどこの国民の煽動性は高いといえるかもしれない。

だから今後の選挙も、この扇動性をうまく活用することで勝てるということが判ったと思う。