下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

深セン市の事件のこと

中国の深セン市で日本人学校に通う男子児童が登校中に刃物で刺され死亡した事件のこと。
一般の日本人なら、腹が立って仕方ないと思う。
この事件の背景には、反日嫌日に対してほとんど何もしないばかりか、認めていたような中国当局の存在があるのかもしれないと思う。

でも、反感を買うかもしれないけど、少し視点を変えてみると、日本側にも遠因というものがあるのかもしれない。
今の日本が米中対立の間にあって、米国の言うがままに従っていること。
これまで、あまりにも米国に従属してきたのかもしれない。

もう少し形式的であってもいいから、近隣諸国とは柔軟な外交を持ってもいいはずだったとおもう。
米国には、何回も馳せ参じて交流を重ねてきたけど、安倍氏以後だれも中国を訪問していない。

習近平のブッちょ面にあってもいいから、握手ぐらいはできたと思う。
対立しても近隣諸国との関係をもっと築く努力をしていたら、違ったのかもしれない。
首脳同士が握手することで、少しは国民の見方も変わってきたのかもしれない。
もちろん、日本にとって中国という国はアンフェアだと感じることも多々あるし。

でも、どうやっても日本は極東アジアから動くことはできない。
であるなら、周辺国とできるだけ仲良く付き合うしかないでしょう。
格好だけでも、首脳同士が顔を合わ握手をしていたら、日本人を殺そうとしなかったかもしれない。

中国人にも日本を好きな人はたくさんいるし、日本人にも同じこと。
国家間の体制に振り回される国民がいるなら、上辺だけでも取り繕ってもいいのではないのか。
お互いの憎しみを助長するよりかは、ずっといいことだと思ったりします。

それができるのは、お互い政治と外交力なんですから。
日本人の大多数の人から嫌われることを覚悟で書いてみました。