下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

やっぱりそうだったんだ。

ラサール石井 新浪剛史氏の国民保険〝民営化〟に警鐘「アメリカが入って来ますぜ」(東スポWEB) - Yahoo!ニュース

この新浪という人が安倍さんのお花見会で、お酒や飲み物を無料で提供した経緯もあったですね。
世界に誇れる国民皆保険を悪い制度だと確信している人が、経団連の要職についておられる事実。
やっぱりこの人や組織の考えには同意できないですね。
人間を大事にするより、お金のほうが大事だという基本的な考えが前提にありますね。
この日本を、もっと資本主義社会の強い国に変えたいと思っているのでしょうね。

昔の日本は、人が亡くなったりして困っているときはわずかばかりの香典を包んでいました。
結婚式やお祝いのときには、お祝儀を渡して一緒に祝っていました。

それが、欧米から経済の仕組みとして保険制度というものが入ってきました。
人が困ったときに備えて、前もってお金を集めておけば新しいビジネスができる。
それが日本にも入ってきて、大きな生命会社がたくさんできました。

アフラックとかアメリカンファミリー、がん保険など、大きな外資も入ってきました。
今はあまり使われていない言葉ですが、アメリカナイズされてきました。
あのころは日本をアメリカのような国にしようと、経済界と政治が一緒になっていたのでしょうか。
グローバルスタンダードという言葉にも現れているのでしょうか。
経済が大きく成長することが善である。
今の人でそれを疑う人はほぼ皆無です。
しかし、そしてその弊害がSDGsとして現れてきたのではないでしょうか。

この先進社会は、人間の強欲が作り上げてきた社会でもあるのかもしれないです。
今は少し立ち止まって、周囲を眺め回すときなのかもしれない。
難しいことでしょうけど、自分への戒めとしても考えたいです。