下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

オフィスチェアーのことなど

むすめが新しい事務椅子を買いました。
組み立てるのは私の仕事になりますけど。
うちにはガス圧シリンダーのガスが抜けてしまった椅子があるのです。
捨てるにももったいないと思って、ガスの抜けたぺっちゃんこのまま置いてあります。

この度、知ったことだけど、事務椅子も進化しているようです。
もう昔のタイプの椅子は使われなくなり、背もたれの一体型が主流みたいです。
おしりのクッションも厚めになって、背もたれもS字で高くなっています。

いろいろネットで見ていたら、ガスの抜けたシリンダーは修理できるらしい。
園芸用のホースを締め付けるホースバンドで修理できるとのことです。
早速、外出のついでのときに買ってきました。

そして、取り付けようとしました。
ところが、私が買ってきたホースバンドは、開けない仕組みでした。
開けないとシリンダーに取り付けられません。
今気づいたけど、座るクッションの下の取り付けネジを4箇所ぐらい外せばできたかも知れないですね。

そこまで考えずに、力で広げたら今度はもとに戻らなくなりました。
でもネットの記事にはもう一つの方法があったのです。
それは、割り箸を何本も使う方法です。
長さを自分が座っていい位置ぐらいに合わせてで切りますl

それをシリンダーに巻きつける方法です。
割り箸がストッパーになって、ぺったんこにならないわけです。
結局その方法を選択することにしました。

割り箸なら、家中を探せばたくさん見つかります。
ではそれをシリンダーに縛りつけるにはどうするかというと結束バンドがいいと。
でもうちには、結束バンドはなかったので、絶縁テープで巻きました。

そしてやっと完成しました。
カッコは悪いけど、ちゃんと椅子として機能しています。
ただ、固定式なので高さの調整はできませんが。
シリンダーのガスが抜けたときに、修理をしようと考えたこともありませんでした。
なぜだったんだろう、修理できるわけがないという固定観念に縛られていた。

もしも修理するなら、新しいシリンダーを買って取り替えるしかないと思い込んでいたのでしょう。
発想の転換で、なんと割り箸で蘇るとは思いつきもしませんでした。
ネットの中には、思いもつかないアイデアが見つかったりするので楽しいです。
ものを捨てるのは簡単ですが、創意工夫で使えるならそっちのほうがいい。
とくに、経済的余裕のない年金生活者には助かります。