下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

成人の日か。

今日は成人式らしい。
地域によっては、屋外でやったりしたらしい。
これほど新型コロナ感染が増加しているのに、盛大に行っているところもある。
現状を認識すれば、できないと思うけど。
わたしの成人式の思い出は、無い。
高度成長期だったので、休日も出勤していた。
自動車部品工場のラインの中で、切削油まみれになって働いていた。
みんなは、アブラムシだと自分たちを揶揄していた。
工場の屋根はノコギリ型をしていた。
その天井裏にはさまざまな電線が張り巡らされていた。
その電線の上をスパイダーマンのように這いつくばって渡り歩いていた。
下には工作機械がうなりをあげながら動いていたから、落ちたらオシマイ。
エスを手に持って、そろそろと渡り歩く。
なんと危険な仕事をしていたのだろうか。
いま思うと命綱もせずに、よくやっていたもんだ。
話がそれたかな。
そんな仕事もいつの間にか辞めて、故郷に帰った。
そして地元の危険のない仕事に付いた。
学歴も要らない接客業。
盆暮れも、GWも連休もない仕事。
人が遊ぶ時に、働く仕事。
その後、わけあって、となりのトトロに出てくる、メイのお父さん状態。
あれは子供二人だったけど、うちは三人。
端折るけど、当時の乳飲み子も大人になった。
今はおひとりさま。
気楽でいい。
脱線も甚だしい。
なんの話だったっけ。
成人の日の話だったか。