下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

老衰

いま、あなたは自分の死について何かおもいがありますか?
なんて、間もなく亡くなる人に聞けるわけがない。
意識は、はっきりしている。

ずっと口からものを食べていない。
老衰死の状態にあると思っている。
点滴で命をつないでいる。
幸いに、老衰だと苦痛を感じないと言う。

食べれないけど、胃ろうはしたくない。
この施設には、胃ろうの方がたくさんおられる。
見ていると、何のために生きているんだろうと思う。
人によっては、その理由がはっきりしているらしい。
でも、私たちは胃ろうは拒否した。

食事ができないので、あと数ヶ月の命かも。
点滴を外せば数日の命だろう。
問題は、点滴をいつやめるかだ。
普通に話ができる人を、あの世に送る行為かも。
安楽死という言葉も浮かぶ。

あとは、医師と看護師にお任せするしかない。
医師の判断を待つことになるのか。