下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

舶来品という言葉

円安が進んでいます。
外国からの輸入品がだんだん高くなっていくのでしょう。
海外旅行なんて無理、ハワイ旅行も遠ざかるでしょうし。

それに変わって、インバウンド、外国観光客が増大してくる。
日本は、なに食べても安くて美味ししいし、サービスも細やかで喜ばれる。
トイレもきれい。

今の人たちは、舶来という言葉を知っているでしょうか。

舶来品(はくらいひん、foreign goods)とは、日本に於いては、かつて船便にて日本国外より運ばれてきた物品(輸入品)を指す。 やや古い表現ではあるが死語(廃語)とは云いがたく、現在でも文学上の言い回しとして見受けられるなど、少々「気取った表現」の一種である。

戦後のある時期は、もの不足だったので舶来品が贅沢品であがめたものでした。
これからの日本は、また昔と同じような貧しい時代になるのでしょうか。
このまま賃金は上らないし、収入は減り続けるから高い舶来品は憧れて眺めるだけ。
そんな時代になりつつあるような気がする。
少子高齢化も進み、経済は停滞の一途。

円安で嬉しいのは輸出に携わる企業や、外国人観光客を相手にした商売かな。
反対に、外国の品物を輸入する商売は、物の値段が上がって、それこそ舶来品。
高くて、売れなくなるかもです。

高度成長時代のように、安くていいものを国内で作り輸出したいけど、人材がいない。
みんな派遣職員や非正規雇用だから、技術も働く熱意も、企業への忠誠心も持っていない。
はてさて、この国の未来はどうなるのでしょうか。