下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

沈鬱

朝からすこぶるいい天気だ。
気温は低めだけど、昼間は上がるらしい。
昨日は老人介護施設でほぼ一日を過ごした。
看取り介護はいつまで続くのだろう。

どこかで、枯れるように、眠るように逝けれたらいい。
残酷かも知れないが、しかたない。
次の訪問は来週の日曜日の予定。
でも、その間にいつ施設から呼び出しがあるかわからない。
いつでも心の準備だけはしておこうと思う。

昨日は、介護の部屋でノートパソコンを開いてユーチューブに繋いだ。
昭和の歌謡曲を検索して、ポータブルのスピーカーを繋いだ。
横になっている母の足先がかすかにリズムをとっている。
時々、唇が歌うように動いていた。

看護師さんは排尿ができないので、お腹を圧して出したらしい。
もう、口からの流動食も消化されずに、薬も錠剤のまま出てくると。
そう言われた。
あとは時間の問題だ。
忍耐強く続けるしかない。