下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

消費税と不安。

どうやらまた、消費税を上げるらしい。
だったら、国民は消費を抑えるのが常識でしょう。
みんなが、モノを買わなくなると、在庫が増えます。
すると、モノの値段が下がる。

なのに、政府は物価指数を2%にしたいらしい。
であるなら、これはどう考えても、矛盾する政策です。

しかし、北欧諸国は日本よりもっと消費税が高いという。
どうして、高い税金を納めることに納得しているのか。
その理由は、先々の安心な生活が担保されているからでしょう。
税金を多く収める代わりに、安心が約束されている。

では、我が国の場合、税金を多く収めるとどうなるのか。
安倍首相が先日、国会で言っていました。
年金資金の運用結果によっては、年金支給額が下がります。
これは、安心どころか不安を煽っていませんか。

若い人たちには、あなたたちがやがて受け取る年金額では生活できません。
だから、若いうちに老後に備えて、貯蓄に励んでください。
できるだけ、消費を抑えて貯金しましょう。

そう言っておきながら、物価指数を2.0%にします。
高度成長期ほどではないけど、緩やかな成長に持ってゆきたいから。
これは、車で言うと、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいませんか。

この老いた浅薄な老人には、理解できないのです。
国のお偉い人たちが、やっている事なので、そんな馬鹿なことはしてないと思うのですが。
だれか、馬鹿な老人にもわかるように説明してください。