下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

ファンヒーター

石油ファンヒーターで思い出したこと。
あれは冬の寒い夜。
次男にミルクを飲ませて、寝ようとしていた。
一枚の布団を引いて、真ん中が僕。
右側に長女も寝かせていた。

すると、次男がさっき飲ませたミルクを吐いて泣き出した。
布団の上に吐いた臭いミルクが広がった。
片付けようとしていたら、今度は長女が鼻血を出して泣き出した。
布団の上は、吐いたミルクと真っ赤な鼻血が広がっている。
一緒に泣き出すので、阿鼻叫喚の状態。

その時一瞬、そばにあるファンヒーターを身て思った。
不完全燃焼をしてくれと。
いっそ、そのほうが幸せかも。

しかし、20年過ぎた今。
今日も完全燃焼を続けてくれて、ありがとう。
もっと長く使い続けるから。