下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

至福の時間

僕の住んでいる環境は、ネットに携わっているひと達の環境から比べると極めて変わった環境に住んでいます。
まず、とてつもない田舎で、すぐ近くに国立公園がある。
ということは、一応ちょっとした観光地でもある。

だから今日はバイクに折りたたみ椅子を積んで、緑陰読書と洒落ました。
そして行った先は、暑さなんて全く感じない標高の高いところです。
きっと気温は20度前後だったのかもしれません。
肌もベトつかサラサラの環境ででゆっくり読書をすることが出来ました。
持っていった本は「池井戸潤著 空飛ぶタイヤ」ともう一冊。
空飛ぶタイヤを読み始めてすっかり引きこまれました。

そして気づいたらいつの間にか、午後4時になろうかとしていました。
すると、突然空から霧が降りてくるのです。
まるで天然のミストのように。

こんな環境の中で読書が出来る幸せを堪能しましたが、そろそろ帰って夕食の準備をしなければなりません。
仕方なく下界に降りてゆくと、なんと雨が降っているではありませんか。
下界は猛暑に耐えられずに夕立が降っていたのです。

急遽バイクの前かごに積んでいた本を濡れては大変だと思って濡れないようにシートの中に仕舞いました。
その横を、運動系の合宿中だと思われる高校生たちが雨の中をランニングしていました。

カッパを着ても暑苦しいのでそのまま濡れながら運転していたら、雨も上がってお日様が照らし出しだしました。
アスファルトの路面から湯気が立ち上っています。

雨にぬれることも快感だと思えるそんな状況でした。
だからきっととても贅沢な環境に置かれているのかもしれない。
貧しいけど、自然環境はとてつもなく贅沢を味わっていると思おう。
また天気を見ながら体験したいものです。