ちょっとテーマが長すぎましたか。
たしかに僕らの小さい頃は、ほとんどの先生が暴力教師でした。
暴力を振るう先生が、熱血先生だと父兄には見えていたようなところもあった。
でも、生徒はそれどころじゃない。
そんなに悪いことをしたわけでもないのに、叩かれる。
自分の責任でもないことで叩かれる。
一人が怒られても、全体責任だといってみんなが叩かれる。
中学生の頃になると、色気も出てくる年頃。
好きな女子生徒の目の前で、叩かれる。
そこまで叩かれるのなら、叩かれてやろうじゃないかという気持ちになる。
じゃあ、叩いても叩いても悪い方向に行ってやろう、そうすれば叩くことの無意味に気づくだろう。
そう思って、より一層勉強もしなかったから、成績も落ちた。
とことん落としてやろうと、わかる問題でも書かなかった。
何十年もたった今、教師を慕う気持ちなんてこれっポチもない。
同窓会なんて、糞食らえだ。
どんなに著名で立派だと世間の評価の高い人でも、暴力を肯定する人はもう無理。
いくら小さな暴力だとしても、許すことはできなくなってしまった自分がいる。