下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

自分がおじいちゃんです。

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
もうすでに、おじいちゃんもあばあちゃんも天国です。
薄っすらと、淡い記憶は残っています。
あの頃から、孫は嬉しかったのだろう。
僕をチヤホヤとかまってくれた記憶はある。
昔の人は、人情に篤かったような気が漠然と残っている。
人は裕福になるにつけて、なさけを蔑ろにしてきたのかもしれない。
母型の爺さんは、いつも目を細めて笑顔を振りまいていた。
彼の仕事は、樽づくりだった。
プラスチックなんて無い時代。
桶、や樽は手作りだった。
桶や樽に水を貯めると、隙間から水が漏れる。
ところが、少し時間を置くと水漏れはぴたっと止まる。
今の人はにわかには信じられないだろう。
その理由が。
外国でもウイスキーやワインは、手作りの樽に保管していた。
その樽に使われる木材が旨味を手伝ったりした。
だいぶ話はそれてしまった。
桶や樽を作っていたおじいさんは晩年まで、美味しそうに焼酎を飲んでいた。
まだ未成年の僕が訪ねると、焼酎に砂糖を入れて勧めてくれた。
私も、晩年になったら、そうゆう飲み方をしようと思っている。
孫はいないけど。