下流老人の戯言

近頃感じるのは、晩節を汚す人がとても多いことです。

回覧板

ほとんど他人と接することも少ない毎日の生活を送っています。
そんな生活圏の唯一のつながりは回覧板です。
この間から、回覧板の順番が変わりました。
でも、どこに住んでいる人なのかはわかりません。
表紙の裏に、回覧順に名字が書いてあります。
そこに印をしてから、次の人に回します。
しかし、殆どの人の名前も、住んでいる場所もわかりません。
それに、クリアファイルに入っている内容が、意味のないものばかりです。
こんなものを回して、なんの意味があるのだろうかと思いながら回しています。

それから、近頃変わったことが起きました。
新しくウチに回覧板を回してくるおじさんです。
これまでの人は、玄関の入り口に置いてあったりしました。
ところが今度のおじさんは、ピンポンを鳴らすのです。
なんだろうかと思って確認すると、回覧板ですと答えるのです。
そんなもの、そこに置いて行ってくださいと思うのです。

しょうがないので、そのおじさんの時は、玄関を少し開けて受け取ります。
そのときに、どうしても目が合います。
いったいこのおじさんが僕に直接手渡しをしたいという、その目的はなんなんだろうかと思うわけです。
僕がどんな人間なのか、そのことに興味があるのか。
それとも、おじさんという人間を知ってほしいということなのか。
あそこに、一人暮らしの寂しそうな老人がいるから覗いてみようということなのか。
皆目見当がつきません。

また次、いつかピンポンと鳴るのかな。
そのときに、玄関前に置いていってくださいと言うべきなのか。
只今、思案中です。