下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

日本の生産性

日本の生産性が低いと言われ続けている。
働く人の能力は高いのに、どうして生産性が低いのだろうか。
これについては、いろんな説があるみたいですね。
気づいたことの一つに、いまだにFAXと言うものが使われている。
と聞いたことがある。
先に書いたけど、日本の場合は毛筆文化もあることから肉筆という文化も根強く残っている。
だから、FAXという道具も残り続けているのだろうか?
日本という文化は、かなり多様性を持った文化だと思う。
例えば、人が都市に集中するということは、合理的であるし生活効率が高い。
それを、地方再生だと頑張っても無駄な作業ではないのか。

都市集中とは、力の弱い生き物が、群れを作って身を守るというようなものではないのか。
生産性に戻るけど、日本人の労働者のレベルは高いところにある。
ということは、それを大工道具に例えるとする。
それから言えることは、鋭くて切れ味の良い大工道具があるのに、それを使って良いものが作れない。
そうゆうことではないのか。

その道具を使うものの能力が欠けているといえる。
では、道具を使うものは誰か。
それは、経営の責任を負っているものです。
日本の生産性が低いのは、経営者の責任ということです。

では、経営者たちはどうすれば生産性をあげられるのでしょうか。
キーワードはイノベーションです。
経営者が身を引くときの挨拶で、「つつがなく責任を全うして」などと今でも言うのかな。
それじゃだめじゃん。
つつがなくでは、何もしなかったって言うことですね。
内部留保とという蓄えを、後生大事に守り続けました。
そうゆうことでしょうか。

しかし、経営者はその内部留保を増やしてゆくのが仕事でしょう。
そして、賃金を上げて、株主への配当を増やし、役員報酬ももらう。
それが責任ある経営者ではないのでしょうか。
東芝や、オリンパス三菱自動車など、あのような不祥事が生産性が低い証左ではないでしょうか。
隠蔽したり、会計をいじくって数字を変えている場合じゃない。

それらの組織を束ねている経団連のトップが、言いました。
「国民の痛みを伴う改革に強力に取り組んでほしい」

これで、この国の生産性が最低である要因が何かが明確になりました。
しばらくはこんな状態が続きそうです。
諦めましょう。