下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

嘘だ。

年末年始が、もうすぐそこに迫ってきました。
世間は、浮かれたようにいろんなことを楽しんでいます。
でも僕にとっては、覚めた距離から見守るようなおかしい現象です。
紅白歌合戦なんて、もう何十年も見ていません。
NHKの大河ドラマとか朝ドラなんて、生まれてずっと見ていません。
だから、そんな番組に関する番組は意味不明です。
国民のほとんどが楽しみにしているイベントなのに理解できません。
ちょっとだけ、大河ドラマなるものを見たことが有るのですが、人はあんな大げさなことはしませんよ。
大声を出してわめいて、にらめつけたりそんなこと、実際にしません。

あんな場面が、わざとらしくて、恥ずかしくて、見るに忍びません。
人はもっと、内面的な動きをしていますよ。
作家の作品に、脚本家が大げさな意味付けをして、それを視聴者が感情移入をしている。
そうゆうふうに思えてしまい、それについていけません。

自分が老いて、冷めきってしまったのかも知れません。
これまで刺激的な、いろんなことがあって、フィクションを理解できなくなったのかも知れません。
事実は、そんなものじゃない。
人の死なんて、そんな簡単に、誇張できるものじゃない。
もっと見えないところで、苦悶するしか無いのだ。
そんなドラマなんて、ちゃんちゃらおかしい。

私に言わせたら、全部茶番にすぎない。
だから、僕はフィクションを見ない。
ノンフィクションという事実にしか寄り添えない。