下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

老いる意味

ネットの中では、「シンゴジラ」だのアニメの「君の名は」だの、賑やかですが。
このおじいさんの年齢になると、、今更怪獣やアニメでもあるまいし。
なんて考えますね。
僕は20年前から、映画を見たことはありません。
ただ、子供たちが「ハリーポッター」をTVで見ていたので、ちら見ぐらいはありますけど。
あの有名な「タイタニック」も題名は知ってますが、映像は見たことはありません。
でもね、今度の「この世界の片隅に」だったらちょっと見てみたい気がしています。
たぶん、戦時中や戦後の話ならアニメであっても何か郷愁みたいなものを感じるかもしれないし。
でも、田舎住まいですので映画館までは遠いです。
うちから電車で、ほぼ1時間ぐらいかかるでしょうか。
たぶん忘れた頃に、宮﨑駿の映画作品みたいにテレビで放映されて、それを見ることになると思います。
年をとるということは、そうゆうことです。

ひとりでの子育てが始まった、20年前に戻ることはできません。
いつの間にか、熱意とか情熱とか、挑戦とか戦う気力とかが、かなり衰退してしまった。
映像や音から得られる感動も、少なくなりました。
たぶん、流行りのバーチャルリアリティーの装置を付けても、あまり驚かないかもしれない。
若い人に、「じいちゃん強いねえ!」なんて驚かれるかもしれない。
本当は、ただ感受性が低いだけなんだけどね。

今年買って良かったもの、とかがこの時期盛んです。
そこで思ったのが、今年買わなくてよかったもの、というのがあります。
それは、車でした。
危うく、買う寸前のところで思いとどまれました。
カーリースで話を進めていたのですが、僕の我儘から話は頓挫しました。
今考えてみると、これでよかったのだ、と思います。
仕事もない自分に、通勤などの必要性はないから。
維持費だけで、毎月数万円の出費になるなら、いらない。
しようと思えば、その金で、交通機関を使った旅がいっぱいできる。

ここ最近買ってよかったものは、バイクのハンドルカバーかな。
これをつけると、本当に手が冷たくない。
いくら上等の手袋を付けても、これには負ける。
冬場はあまりバイクに乗らないけど、いい買い物をしたと思います。
いま、高齢者の運転ミスで悲惨な事故が起こっていると言うけど、バイクなら他人を傷つけることもあまりないと思う。
そのかわり、自分のほうが怪我しやすいだろうけど。
バイクには「もみじマーク」が義務付けられてないのかな。
付けているバイクを見たこと無いけど。
高齢者で、バイクに乗る人が少ないということでしょうか。
でも、結構楽しいのになあ。