あの話どうなったの。
日本の近海に燃える氷がいっぱい眠っているっていう話。
メタンハイドレートと呼んでいたかな。
それから、石油を作る藻があって、もう日本は石油を輸入しなくてもいいとかいう話。
そしてつい先日、南鳥島の海底にレアメタルがたくさん見つかったという話。
その他にもこれまで、たくさんの美味しい話があったのかもしれないけど。
でも、そんな話はしばらくすると鳴りをひそめてしまいますね。
喜ばしい話は、話半分ぐらいだと思っておかないと、失望が大きいですよ。
むかし鉄腕アトムの漫画が出た頃、アトムのエネルギーは小型原子炉だった。
あの頃僕らは、作者の手塚氏も、原子力は未来のエネルギーだと信じて疑わなかった。
みんなが原子力に夢を抱いていた時代でもあった。
でも実際に事故が起こってみると、その夢は砕け散っった。
それでも、ある一部のお偉いセンセー方々はその夢を捨てずにいる。
3人よれば文殊の知恵が湧いてくるという、妄想から逃げられない。
それに走りだした大型プロジェクトは、慣性の法則で簡単に止めることは出来ない。
重ければ重いほど、止めることは難しい。
お偉いセンセー方もその法則に当てはまり、従っている。