下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

高齢社会白書より

ことしの「高齢社会白書」では高齢者の意識を国際的に比較するため、日本、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの4か国でそれぞれ、およそ1000人の60歳以上の男女を対象に行った調査の結果を取り上げています。

それによりますと、50歳代までに行った老後の経済生活の備えについて、「特に何もしていない」と答えた人の割合は日本が42.7%と最も高く、ほかの3か国ではいずれも20%台となっています。

僕の老後の経済生活の備えは、三人の子育てのためできなかった。すべての収入は育児と教育費で消えてしまいました。

そして、現在の貯蓄や資産について、「やや足りない」「まったく足りない」と答えた人の割合も、日本が57%と最も高く、ほかの3か国では10%台後半から20%台前半にとどまっています。

僕の貯蓄と資産は残されていませんので、いまから死ぬまでわずかばかりの年金で暮らさなければなりません。そのためには、家計から出を制すためにあらゆるものを節約します。
昨年は自家用車を処分し、原付バイクで生活することにしました。

また、家族以外に相談や世話をし合う親しい友人がいるか尋ねたところ、性別にかかわらず、「いずれもいない」と答えた人の割合は、日本が25.9%と最も高くなっています。

僕は今、地域のコミュニティーを探しています。でも独り者ですので、既成の垣根が高く感じます。わがままで自由が欲しいのでやっぱり一人で孤独を楽しもうと思います。

白書では「若い時期から老後を見据えて準備を始めることが重要だ」と指摘するとともに、高齢者が地域社会から孤立しないよう、さまざまな取り組みを推進することが必要だとしています。

日本の高齢者には、どんな幸せが残されているのでしょうか。