下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

春の恵み

今頃が一年のうちで一番過ごしやすい季節なのかな。
人によって、暑いより寒いほうがいいとか、寒いより暑いほうが好きとか。
人によって違いはあると思うが。
誰もがまあまあ強いて言うなら、今の季節かな。
そう答えるのではないだろうか。

あの真冬の寒さは、都会に住んでいない者にとっては厳しい。
木造作りの一戸建ては、断熱材料もひ弱だから。
室内の暖気も、知らないうちに寒気と入れ替わる。
そんな厳冬期から、春になって桜の開花も終わり、山は緑に覆われる。
山笑うと言うらしい。
山まで擬人化する日本人には、恐れ入ります。

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先日、イノシシと競ってタケノコを採ってきました。
イノシシは、夜行性だから姿は見せないけど、食い散らしたあとは残っている。
そのイノシシが、食べ残した数本を、レジ袋に入れて帰ってきた。
早速、竹の皮を剥いて柔らかそうなところを鍋で煮た。
味付けは、自己流でとりあえず食べられる固さまで煮てみた。

普通に竹を見ると、このどこに栄養があるのかと疑問に思う。
確かに美味しいとは思うが、栄養には乏しい気がする。
でも、あのパンダは笹を食べてあんな大きい図体を維持している。
たぶん思うに、あの大きな体の中で笹を腸内のバクテリアの力で栄養分に変えているのではないだろうか。
しかし、人間はそんな仕組みにはなっていないはず。
でも、今の飽食の時代には、あのような殆どは繊維分である食物がいい影響を与えているのではないか。
例えば、食物繊維やミネラルとか。

そして、タケノコの試食をすると、なかなかいけます。
ときどきえぐ味を感じる時もあったけど、あの歯ごたえには負けます。
アスパラほどではないけど、かなり柔らかい部分も有って、美味しくいただきました。
ありがたいことに、このタケノコは消費税の対象にはなりません。
だからまた、機会を見つけて、採ってこようと画策しています。