下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

消費税は死んだ。

消費税は死んでしまった。
すべての国民に同じ重さの税を課するという制度は成り立たない。
その成り立たない税制を、補正するためにまた異なる制度を作らなければ機能しない。
そんな制度がどうして、税制として存在するのでしょうか。
こんなことは、みんな知っているのでしょう。
でも、今の政治家たちは古くからの惰性でこれまで来たために、変革することができない。

外国では、取り入れられている制度だから。
だから、わが国でもそうしなければなりません。
であるなら、よくない制度でも外国が取り入れているならそうしますとでも言うのか。
事実、外国で取り入れられて、国民の幸福度が高い国は、高福祉高負担の国が多い。

我が国がそれらの国に近づくには、たった数パーセントの税率ではできません。
もっと高い税率にしなければならなりません。
ただし、その時はその課税の見返りを、国民に分かるように説明し、確定しなければなりません。
今の格差社会を続けながら、生き馬の目を抜くような過酷な労働状況では取り入れることはできないでしょう。

国民が強い信頼を置ける政治体制によって、政治家が自分の身を削ってからできることです。
金と政治という慣習がいつまでも続いている国には、いつまでたってもできないことでしょう。

できないのであれば、消費税はあきらめて、所得税などを充実するしかありません。
この国には、そっちの方法がふさわしいのです。
悲しいことに。