前期高齢者になった男の戯言

案ずるより、生むが易し、妻死別で子供3人のシングルパパを経て気づいたら前期高齢者になった男のブログ

ケセランパサラン

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ダウンがキーボードの上に載っていた。
ある水鳥の体を暖めていたはずのダウン。
今は僕の体を暖めていてくれる。
でもこの1つのダウンは、逃げ出した。

むかし、自分を育ててくれていた飼い主に戻りたいと。
どこに、その飼い主がいるかも知らずに、逃げ出した。
行く宛がわからないのなら、もう一度僕の体を温めて。
そう思ったけど、元に戻るのは難しい。

ジャケットの繊維の間、から古巣に戻るのは困難だ。
じゃあ、今はそのままキーボードの上で休みなさい。
そのうち、掃除機のパックの中で寿命を終えると思うけど。

でも、これまで僕の体を暖かく守ってくれたことには感謝します。
ありがとう。
そして、お疲れ様。
これからは、あなたのように、逃げ出すものが出ないように。
そっと大事に、ジャケットを扱うことにします。

そういえば、以前、あなたに似たものを見たことがあります。
名前はケセランパサランだったかな。
いや、ちょっと待って。
ひょっとして、君はダウンじゃなくて、ケセランパサランじゃないの?
だったら、幸運を呼ぶ妖怪ですか。

では、あなたを僕のペットにします。
名前はもっと短くして、ケセパサにしましょう。
あなたに意思はあるのかな。
サボテンには意思があるらしい。
きっとケセパサにも心があるのかも。

だって妖怪なんだから。
しばらく一緒に生活することにしましょう。

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