下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

まもなく春になる予感。

今朝は朝から雨がふっている。
部屋の中にいて、雨の降る音を聞くのは久しぶり。
これからは一雨ごとに春めいてゆくのかな。
歳をとればとるほど、季節に敏感になってくる。
たぶん、その訳は残された時間が少なくなったからだろう。
自然が愛おしく感じられる。

自然が癒やしてくれる。
これから華やかな春を迎える。
新芽が出て、寂しかったそれぞれの枝に、小さい葉っぱがまとわりつく。
そして緑という一つの言葉に、こんなにも多様な緑があること。
その幅広さに驚かされる季節がやってくる。

田んぼの畦には野蒜や、つくし、ヨモギが萌える。
野蒜を積んで、酢味噌和えにして晩酌の肴にしよう。
ヨモギの天ぷらも良いなぁ。
昆虫も地面から這い出てくるから、競うように葉っぱの取り合いをしよう。
食べられる野草の知識も増やそう。
怖いことに毒草だってあるのだから。

今年の冬もどうやら乗り切った。
生き物にとってやっぱり冬は過酷な季節。
あと一年は、大丈夫だと思う。
気温が日増しに上がってゆくこれからの季節は嬉しい。
大切な季節を大事にしよう。