下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

私は「一億総安心社会」のほうがいい。

どう考えても国の政策が納得できない。
気が付いたら、いつの間にか高齢化社会になってしまった。
これほど急激な高齢化を促進してきた、戦後最長の政権政党
いま自由民主党が一億層活躍社会を声高に叫んでいる。

地方に住んでいると見渡す限り、周りには老人しか目につかなくなってしまった。
老人ホーム、老人介護施設、老老介護、痴呆老人などなど。
そんな時代になったのに、いま一億層活躍ですか。

老人ホームに行って、安倍総理がもっと活躍しましょうと言っている。
車いすの老人に総理が向かって、皆さんがもっと活躍できる時代にします、と言っている。
老老介護の老人宅に行って、総理がこぶしを揚げてもっと皆さんが活躍できるようになりましょう。

年をとると、耳が遠くなった、視力も衰えてきた、歯も部分入れ歯でものが噛みにくくなった。
そんな老人に向かってもっと活躍しましょうとわめいている。
目をつむると、そんな光景が目に浮かびます。

もう活躍できません総理。
この年まで一生懸命働いてきました。
もう休ませてください。
もう安心して老後を送らせてください。
私たちの希望は、一億層安心社会なんです。

もう年だから、贅沢は必要ありません。
毎日ご飯が食べれたらそれだけでいいのです。
お願いですから安心を与えてください。

若者たちは結婚する気を亡くしています。
車もいらない。
彼女もいらない。
働きたくもない。
多くの若者が、低収入であえいています。
彼らにも安心を与えてください。
今必要な政策は活躍ではなくて、一億総「安心」社会なのです。