下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

スキーバスの事故について

僕が昨年まで働いていた職場。
そこでの仕事は、毎日送迎のために3時間から4時間ぐらい運転手をしてきた。
年齢も64歳となってくると、たまに睡魔が襲ってくる。
一瞬意識が途絶える時もたまに起こった。
睡魔に引き込まれるようなときがある。

そうゆうときは、すぐに窓を開けて車内の空気を入れ替える。
そして自分のほっぺたを叩いたりして、つねったりして意識を覚醒させる。
例えば運転中ではなくても、パソコンの前に座っているとき。
スッと、眠りに引き込まれる時もこの年齢になると体験した。

先のスキーバスの事故で思ったのは。
65歳の年齢で深夜徹夜で運転するなんて、危険すぎる。

それでなくても高速道路の運転で、まだ若いトラック運転手でさえ、起こる事故がある。
例えば、前の車が路側帯に止まっている。
すると、運転手はそのテールランプに引き込まれるかのように向かってゆく。

そして気がついた時は、ブレーキをかける余裕もなく追突してしまう。
年齢の若い人でもそうなのに、65歳の運転手が深夜運転するなんて。

そうすると、どうなるかは、わかりそうな気がする。
バスの乗客の人命を考えたら、簡単に運転を任せることはできないはずだけど。
この事故でそんなことを感じました。

そして、これまで65年間生きてきた運転手の亡骸の引き取り手はいなかったと聞く。
比べてバスの乗客の中には、21年生きて亡くなられた方の葬儀に1000人以上の弔問客があったらしい。

自分もまもなく65歳を迎えるわけだけど、この世のはかなさを感じる。
死んだら同じなんだけど。

このような事故の再発防止に対しては、もっと規制を強めてもいいと思います。
多くの乗客の命を預かる仕事だから。
そして、苦しい生活を送っている老いた人にも、もう少し手厚い手を伸ばして欲しいものです。