下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

健気さ

弱いものが強いものに真正面から挑む。
そうです、まだあのラグビーの余韻に浸っています(^^)/
どう見ても勝てるわけがないという弱小チームが、まじめに全力を出して挑む。
そして、ひょっとしたら、明らかに弱いと思われていたチームが勝つかもしれない。
そんな戦いを見ていると、どうしても弱いほうに応援したくなる気持ちに国境はない。
そう思いましたね。

あの試合の終盤はジャパンコールがこだましていました。
競技場にいるほとんどの人、そればかりか屋外でモニターを見ている人たち。
みんなが興奮しながら、ジャパンを応援してました。
そしてまさかの逆転したときのあの歓声とどよめき。
今でもあのシーンを思い出すと鳥肌もんです。

あれから感じたのは、人間はなんでも善悪で物事を判断する訳じゃないのかも。
そう思えるのです。

人の心を動かすのは、健気さではないでしょうか。
真面目に誠実に正面から取り組めば見えること。
小細工をしたり、脅したり卑怯なこともせずに静かにコツコツと前に進む。
重量も体格も体力も、どう見てもかなわないと思える相手に、そのような態度で挑む。
これこそが人の心を揺さぶるのですね。

こんなことはそれこそ、日常の生活の中にもありますね。
寡黙で大変な苦労をしながら働いているひと。
時々にさわやかな笑顔をチラッと見せたりするひと。
そんな人はあなたのそばにいませんか。
そんな人に僕も心を揺さぶられます。
性別を問わずに。

そしてそんな人に憧れます。
できるだけ見習いたいですね。