やはりこの年になると、周囲から感じる。
もうあなたはそんなに頑張らなくてもいい歳なんですよ。
そろそろ引退の準備をするときに差し掛かってきました。
私の場合、訳あって歳をとってから独りで子育てをしなくてはなりませんでした。
だから、歳だから退けといわれても困るのですけど。
でも、世間はそんなことは知りません。
歳をとった老人の子育てなんて、誰も振り向く人はいない。
福祉の制度からも見放されているし。
母子家庭や、若い夫婦の子育ては支える仕組みが整っている。
しかし、老人でありながら父子家庭という稀な環境にある人は極めて少ない。
だから、どうしても支える制度は存在しないことになる。
そんな環境にある老人にできることは、身の丈にあった生活をすることで乗り切るしかない。
日本の義務の中に、三つの義務が示されている。
納税の義務と、子供に教育を受けさせる義務と労働の義務だ。
しかし歳をとってくると、自然と労働から見放されてくる。
老いたものには就業の機会が与えられない。
だからもうリタイヤしたほうがいいと自分に言い聞かせることにする。
子供がいるけど、毎日が日曜日と化する。
さて、どこに喜びを見出そうか。