下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

リタイヤの時

たぶんもうこれから労働に就くことはないと思う。

というより、こんな年寄りに新しい仕事は見つからないだろうと思っている。

しかし、65歳まで収入がなくても大丈夫だろうか?

 

貯蓄も殆ど使ってしまっているし。

エクセルを使って予算を立ててみたところ、いま以上の出費がなければどうにかなるかもしれない。

というより、今の家計をもっと切り詰めなければならないだろう。

もちろん消費税が3%も上がることになると、いまよりもっと切り詰めなければならない。

 

もしも、家電が壊れたら買い替えはできない。

炊飯器が壊れたらガスで炊飯しなければならないだろう。

洗濯機が壊れたら風呂場で洗濯するつもりだ。

一番困るのが冷蔵庫の故障になるけど、そうなったら乾物や缶詰を使った食事に切り替えようと思う。

テレビはもう見たいと思う番組も殆ど無いから大丈夫。

 

一番気がかりなのは、高校2年生の次男のことだ。

この子が高校を卒業するまでは車は手放せない。

時々、送迎しなくてはならない時があるから。

もしこの家で一人になったら車も手放して、スーパーカブにしてもいいなと思っている。

 

でも男手一つで3人の子供を育てることができそうだということだけで、僕の人生は幸せだったのかもしれない。

金も名誉も女性も何もない人生だったけど。

どうにか子どもたちが成長して、ちゃんとした大人になってくれそうだというだけで。

これ以上何が要るんだ。

つくづく近頃そう思う。