これまで家内を亡くして十数年暮らしてきたわけだけど。
いくら孤独に慣れていても、時には誰かに話しかけたいのだろう。
もちろん目の前にいるのは三番目の子供だけだけど。
子供じゃ話し相手にならない。
それも思春期の男の子ときている。
家庭の中は索漠とした空気が漂うし。
だからこうしてどこの誰かも知らない、なんの関係も持たない人の小耳に聞こえたらそれでいいと思う。
相槌はいらないし、共感もいらない。
ただ、ああ世の中にはこんな人もいるんだなぁ。
そう思ってもらえさえすればいい。
この歳になると、音楽も、アニメも、ゲームも僕には必要なくなってしまった。
だからこのネットの中を大きく占める若者たちについて行けない。
無理について行く必要もないけど、少しは理解できる存在でありたい。
一時、シニアが集うブログサイトに行ったりしたけど狭いと感じた。
せっかくグローバルなネット社会であるなら、その広さを感じたい。
そこには老若男女がいて、知り合えたものが一時的にでもつながればいい。
そう思ったから、ブログを続けようと思う。