下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

節分がお題

今週のお題「節分」

父子家庭の高齢者家庭ではなんの意味も無くなってしまいました。

それでも、どこからかもらったカラ付きのピーナッツをつまみに焼酎を飲みました。

年を取ってくると血圧が高めになってきます。

そうなると、バタピーのような塩味の食べ物はいけません。

やっぱりナチュラルな殻付きに限るわけです。

ふつう一番多いのが、ナッツが2個入ったピーナツ。

たまに一個とか、3個入ったものにも出会いますが。

そして、困るのが中身がしなびてやせ細ったナッツ。

吝嗇家は一応食べようと口に入れます。

別に薄皮は気にならないので噛んでみる。

するとたまに渋い味のする時があるけど、歳をとったせいかそれが味わい深い。

たちまちテーブルの上はピーナツ殻の破片で無残な状態になる。

しかし、男所帯はそんなものに驚く気配はないのだ。

何もなかったかのようにまた、ベキッと音を立ててから口に放り込む。

そして、できるだけ口の中で小さく噛み砕く努力は惜しまない。

でないと、大きな破片は消化されずに、その形を保ちながらお出ましになるような気がするから。

たまにペットのフンなどをみてみると、何かの実のようなものが残っているのを観察できる。

せっかく手に入れた食物が栄養とならずに排泄されるなんて許せないのだ。

アルコールも次第にまわってきて、酩酊状態でいつの間にか節分は終わったのであった。