聖職と言われ続けていた教員の仕事も、ついにただのサラリーマン化してしまったといえよう。
ハレンチな教員も、暴力を振るう教員も、ひとりの人間を育てるという使命を忘れてしまった。
金のためなら、自分の受け持っている児童も関係ない。
金が全てだ、そう考える先生たちが多くなってきている。
もちろんそんな先生ばかりではない。
まだそんな先生がいることが救いだけど。
あの東北の大震災でみた、秩序を守り自分よりもっと困っている人を先に助けてあげて。
津波に流された家庭の金庫が全部返ってくるようなそんな日本だった。
そんな善良な国民を作り上げたのは、むかしの先生たちだったのかもしれない。
先生という仕事を聖職だと信じ、己にいつも厳しくしてきた先生たち。
そんな先生たちはもうこれから会えなくなるのだろうか。
安倍総理は教育に取り組むことが大事だと言っている。
果たしてどっちの方向に導こうとしているのだろうか。
いじめの撲滅ということも言っているが、教師の暴力は目をつむるのだろうか。
むかしの教育に返そうとしているのだろうか。