下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

男おひとりさま道

今日は時間が少しあったので図書館に行って見ました。
さて何か面白い本はないかな。
そう思って、歩いていると「男おひとりさま道」上野千鶴子著を見つけました。
女性の著者がどうして男の本を書いたのだろうか?
そう思ったけど、とりあえず手にとってめくって見ました。
おひとりさまには三種類あるらしい。

死別でおひとりさま。
離別でおひとりさま。
最初っからおひとりさま。
で、自分の場合、一番最初の死別だから、そのへんを拾い読みしました。

男やもめに、ウジがわくというけど、うちの場合はそれプラス3人のこどもだった。
だから、ウジが湧くどころか、ウジと友達状態だったのかも。
そして夫婦のうち、どちらかが先立った場合の寿命も書いてあった。
例えば、カミさんを先に亡くした場合残された男性の寿命は3年。
反対に、旦那を先になくしたら女性の寿命は10年と書いてあった。

それはそうだろう、だって女性のほうが寿命も長いから。
僕はカミさんを亡くしたが、同時に3人の子育てもしなければならなかった。
でもそれからまだ15年弱、生きている。
たぶん子育てをしなければならない場合は、寿命は伸びるのかも知れない。
まあ、何れにしても極めて稀な状況下に置かれたわけだ。

そうだ、この本を読んで何をつかんだかといえば、わからない。
一般に男の場合、おひとりになったら「可哀想に、ご不自由でしょう」とか言われるらしい。
そうなんだろうか、もう昔と違ってアッチ以外、そんなに不自由しているわけじゃないし。
時代は変わったのです。

来年で多分一人の身になるけど、これまでの子育てから解放されるわけだし。
こんな自由はない。
やりたいこともいっぱいあるし。
でも、まだまだ働かなくては仕送りもできないから、そんなに自由を謳歌できるわけでもない。
仕事から解放された時がほんとうの自由かも知れない。