下り坂を楽しもう

人生を折り返して、下り坂も終わりに近い爺の戯れ言

ある患者さんの話。

ずっと昔から入院している、日の本(ひのもと)さんという患者さんのことです。
これまでずっと自民先生が担当医だったんですよ。
でもなかなか病状が改善しないのです。
改善するどころか、少しづつ重篤になっていくような気がしてならない。
そのように、日の本患者さんは訴えるのです。

そしてついに日の本患者さんは担当医を変えてくださいとお願いしたのです。
いろいろすったもんだの挙句、新しい担当医が決まりました。
その担当医の名前は民主先生です。
この民主先生は、自民先生よりぜんぜん異なる処方箋を説明しました。
その説明を聞いて日の本患者さんは決心したのでした。

そして民主先生に変わると、次から次へと膿が吹き出してきます。
これまで抑えていた患部をめくると、これまで見えなかった、いろんな膿が滲んできます。
民主先生はとりあえずは応急的な処方を取らざるをえないといいます。

自民先生とは全く異なる処方箋を聞いていた日の本患者さん。
いつになったら新しい抜本的な処置をしてもらえるのか民主先生に聞いてみました。
すると、民主先生の言うには前の担当医の自民先生と一緒になって処方したいと言われるのです。

なんだって、じゃああの新しい処方箋はどうなるのですか?
そう聞いて見ました。
すると、実際に日の本患者さんを診てみたら、どうもあの処方箋はまるまる使えない。
そう言われるのです。
それを聞いて、日の本患者さんは目の前が真っ暗になってしまいました。

このあと、日の本患者さんは一体どうしたらいいのでしょうか。
いつになったら、日の本さんは完治して退院できるのでしょうか。